掌編集「アイオディア調律者」 ~世界を調律する職業を持つ人たちの物語~

作品のあらすじ・表紙

弓月キリが2026年に始めた、小説本作成企画。
第三弾は、世界を調律する能力を受け継ぐ者たちの日常や任務を描くことをテーマにした、どこからでも読める掌編を一冊にまとめたオリジナル創作掌編集。

数百文字~1500文字以内の読みやすいボリューム感の掌編作品4作品を収録。
(収録作品:『時間が狂う村』『季節が「冬」の街』『くっついたり、離れたりする二つの村』『ループする道』)

この画像はサンプル画像のため、実際の表紙(印刷)とは文字の位置やバランスが異なる場合があります。

作品データ

各作品でほぼ共通の項目(作品のカテゴリー、対象年齢、本文のフォント、使用ツール、印刷方法、製本方法)は別ページ(製本・電子書籍に関する仕様)で記載しています。

作品名掌編集「アイオディア調律者」 ~世界を調律する職業を持つ人達の物語~
作品のジャンル小説:短編・掌編・ショートショート
作品名(読み)しょうへんしゅう あいおでぃあちょうりつしゃ せかいをちょうりつするしょくぎょうをもつひとたちのものがたり
作者弓月キリ
作品の分類・サイズ書籍・文庫版(A6)
ページ数32ページ
発行日2026年7月20日
発行日(その他の情報)なし
その他・備考(世界観やアピールポイントなど)特になし(良かったら、「作品の裏話など」を読んでね!)
【表紙】使用素材・使用フォント使用素材なし(作成ツール:Affinity Designer 2)
解星 春の海フォント
https://fonts.google.com/specimen/Kaisei+HarunoUmi
AI利用1つ目『あらすじやコピーなどの本文以外での表現提案』
2つ目(1)『企画相談(色々提案をもらった中で使える要素や断片(世界の修復師から世界の調律師に変更するなど、世界が壊れる要素は何か、世代交代というキーワードや例)を組み合わせるなどで自分の発想も取り入れながら作り上げる)』
2つ目(2)『企画相談(その後、文字数が収まらないことで、構成ルールを追加するなどの対策のための壁打ちで使用)』
3つ目『作品のタイトルのヒントを得る(作品のタイトルは、そのまま「世界の」とは使いにくかったため、AIからの提案を受け、そこからヒントを得て自分のものを取り入れる形で作成)』
その他『本の帯の提案、作品販売に関する壁打ち(補助)』
(本文の執筆は原則自分自身で行っており、全文をAIに読ませる使い方はしておりません)

試し読み(お試し版)

掌編作品集では、1作品あたり1500文字以内と短く、どこからでも読める掌編を一冊にまとめたオリジナル創作掌編集という形で提供していることから、「試し読み」がそのままネタバレにつながってしまうため、いつものようなお試し版(PDFファイル)は用意していません。
そのため、作品そのものではありませんが、制作時の裏話を掲載しています。少しでも作品のイメージにつながれば幸いです。

通販情報

直近のイベント終了次第、通販サイトで販売を開始します。(価格:300円/税込)

以降のコンテンツは、作品作りが終わったテンションのまま書いたものをそのまま公開しています。

作品の裏話など

作品が生まれた経緯

この手前で現実世界の掌編作品集がほぼ完成の状態まで進めることができたので、「現実世界があるならファンタジー掌編作品集も作れるし、現実世界とファンタジー世界と、それぞれできるから、バランスが取れるよね」と考えて作ることにしました。

どちらかというとファンタジー作品の方が多いような気がする自分の場合、わりとサクッとできるのではないかと思っていたんです。
まさか、苦労話だけで切り離して一コンテンツができるくらいになるとは思ってもみませんでしたが。

とはいえ、今までに作ったことがない設定「世界を調律する職業」で物語を作ることになるとは思わなかったので、これはこれですごく今後が楽しみな作品でもあります。

『この世界では、長い年数を経て、季節なのか、時間なのか、土地なのか。その時々によって異なるが、世界の何処かで何かが少し狂って異常が起きるようになってしまった。』という説明文。
これは、将来に地球で起こるかもしれない未来の話かもしれません。普段の生活をすぐに直すことはできないし、一度知ってしまった便利さを手放すことは、きっと難しいことでもあると思うのですが、この作品のように、世界を守ろうとしている人たちのことを、フィクションかつファンタジー作品として、少し感じることができるのかもしれないとも思っていますが、これはあくまでフィクションでありファンタジー作品です。肩の力を抜いて、一つの物語として楽しんでもらえたら嬉しいです。

ここから先の話は、大半が作品を生み出すまでの苦労話ではあるけれど……

少なくとも、本作品は『他にも数ヶ月の間で作品企画を作りっぱなしで企画ネタを引き出す力が疲弊して使いにくい』状態で作るものではなかったです。
『どうして、こういう事態になったのか』については別の話になるのでバッサリと割愛しますが、本作品の1作品目を作り終えるかどうかのタイミングで、1500字どころか4000字弱になってしまい、「『どこからでも読める』をコンセプトにした掌編作品集はどこにいったんだ?」とセルフツッコミを入れる事態になったりもしたため、結局完成まで悪戦苦闘しました。
スランプ時期を除けば比較的サクサクと作ることができる自分の場合、ここまでの悪戦苦闘は珍しいことなのかもしれません。

AIを壁打ち相手にして付け足した構成ルール『冗長さを生み出しやすい説明(任務の裏側、本題以外の話を混ぜること)や、テンポを阻害し、文字数を増やす要因になりやすい説明(要素。この場合は原因調査を細かく書くこと)は潔く全カットさせる』がなければ、本作品は完成することができなかったと思います。

そういえば、スランプ時に『企画はあるけど何故か面白い話が書けない』というのはあったかも。
そのときは『色々と考え過ぎちゃうせいで、全部がシリアスになった』ためだったので、『ノリと勢いに任せて書く(作品だと割り切る)こと』でスランプ脱出に至ったけど、このときに、自分は『(プロットも込みで)作り込みすぎると書けないタイプ』だと気づきました。
後に二次創作のときの傾向も交えることで分かったのは『作品の補完したいと思う余地がないと書けないタイプ』でもありましたが、今回は、ファンタジー特有の「設定をある程度ある状態で共有するか、作品の中で説明しないとイメージが共有しにくい」という問題が、「新しい作品を生み出すこと」を制限してしまったのだと思われます。

何にしても、不思議なのは本作品完成までで様々な作品を短期間(3ヶ月くらいの間)で作っていたのに、『話を引き出す力』の方は疲弊していなかったということ。やっぱり、1作品あたりの書く文字数が短いからだろうか。話を書いていて疲れた感覚はあまりないですね。企画を作ったり直したりの方が苦しく、疲れたって感じていましたし。

企画作成の何が難しいかって、自分で自分の首を締めているようなものなんだけど、次の条件があるからですね。

  • 過去作と物語のテーマやコンセプトを被らせない(作者が同じなので、結果的に話の雰囲気が似た感じになることはあっても、目的やゴール、構成の詳細については被らせない。補足ですが、「どこからでも読める」は物語のテーマ・コンセプトではなく、企画としてのテーマ・コンセプトです)
  • 掌編作品集でも、例外ではあらず。物語のテーマやコンセプトを被らせない
  • 『1つの本(作品)のページ数は50ページ未満』という定義の遵守
  • 『「どこからでも読める」というのは「1つの本の中で読者が自由に作品を選ぶことができる」という体験を得られることであり、構造上、続き物で避けることが難しい「話のすべてを知るためには全ての巻(前の巻)を集めないといけない」というプレッシャーや読者の先入観がないことを示す』という定義の遵守(このため、1作品に3作品以上入れることが必須となり、1作品でも成立させる必要が生じる。完成まで書き続けるものではなく、作品に終わりを持たず、その話で打ち切りになっても違和感がないようにすることが求められ、次の作品は事実上の新作となる。なお、「読者が全て知りたいから集めたい」に関しては、定義とは別物として考える)
  • 続けやすいこと(今後、バックナンバーを増やしていくことを前提にする)
  • 書いていて面白いと思えること(苦しくなるようだとダメ)
  • 自分が読みたいと思えること(定義の遵守を優先した結果、作品として読みたいと思えないものを作るのはダメ)
  • 自分も読んでいて面白いと思えること(別のシリーズで自分を取り入れたものがあり、それはコンセプトとしては面白いと思うものの、自分を取り入れたものは、自分だと面白いかどうかが分かりにくいので、性質上、自分では面白さが分かりにくいものは除く)
  • (本にする場合限定だけど)一度決めたら設定も主な登場人物たちも増やさない(本の最初に共通で載せるので、設定が途中で変わっても、既に本を手にとっていただいた方には伝わらないため。誤字脱字や意図の増減なしに表現を少し整えるくらいならいいが、明らかな新要素の追加などはしない)

今回は、その中でも、企画の条件の一つである『続けやすいこと』が一番難しかったように思います。

既に終わりまで構成を考えているか、ノリと勢いに任せていけるところまで思うがまま書くような作品を除き、終わりがなく1話で完結する掌編(または短編)作品集の場合は『常に新作を出し続けても全く苦にならない無尽蔵のネタがあるわけではないので、違う話を生み出しやすい構造にしないと作品集を作り続けることが難しい』です。

この言語化ができていなかったために、どういう構成(傾向)だと作りやすいのかが分からなかったのはありますが、傾向に合わせて作りがちになった場合は、物語が似た感じになってしまいやすいことが懸念されますし、「すぐに終わりにしないためには、どういう設定(キャラクター、舞台)や目的(物語中の登場人物たちの行動理由、目的、目標)だと新作を生み出しやすいのか(できごと別に作品を作れるのか)」については作品ごとに考えないといけないことでもありますので、結局のところは、どういう理由だとしても『続けやすいこと』が一番難しいのは変わらないかもしれませんね。

いずれにしても、ここまで整えるに至るまでに色々考えて、煮詰まってはAI壁打ちで自分の中からなんとかネタを引っ張ろうとしたし、なんとか企画ができたと思ったら、全然関係なく浮かんだ話に企画で考えた設定の一部を持っていくことになったために新しく企画を作らないといけなくなったり(でも、そのまま作ろうとしても行き詰まっていたと思うので、これで良かったと今では思っているが)、やっとできたかと思えば、タイトルも決めて他に必要な名前(主な登場人物や世界、主要組織の名前)を作るのにネタ切れを起こしたので調べていたら、タイトルが他作品とモロ被りだった(知らなかったので、幸いにも設定は被ってなかった)ことに気づき、慌てて役割名を変更して微調整を入れて既存作品に被りにくいように軌道修正してタイトルも変えたり。
また、今まで文字数は気にせず作っていたために、1作品目で文字数が増えてしまった(想定の約2倍になった)ことは完全に想定外で、今まであまり感じたことのない「油断すると文字数が増えるので削らなきゃ!」という焦りは厳しいものがありましたね。再度の企画の軌道修正が必要かもしれないと焦るくらいでした。

と、あえて詰め込む形で文章にまとめてみた通り、この時点で企画を考える最後まで悪戦苦闘していたことは若干は伝わるかもなーって思いつつ、結果的には登場人物たちも良い感じで収まったので良かったです。

一番大変だったと言える作品ですが、大変だったのは「ファンタジー掌編作品集」が初めての試みで、色々とノウハウもないまま作ってしまっていたから。
『他にも数ヶ月の間で作品企画を作りっぱなしで企画ネタを引き出す力が疲弊して使いにくい』状態ではあったけれど、これはタイミングの問題と「すべての作品で面白いものを!」と頑張ったから。

だから、頑張って作った苦労話をここまでしてきましたが、作品については間違いなく当方が「面白いもの」基準を満たしているものが出来上がっています。

なので、こういう苦労話は作品を読む前に見たとしたら忘れて作品だけを読んでもらえたら嬉しいなと思っています。

「じゃあ、苦労話を書くなよ」というのはご尤もですが、こういう苦労話、書かないことが美談にはしたくないと言いますか、これから創作をしたい人に「俺の屍を越えてゆけ!」ってしたいから、あえて載せています。

だから、本当に読む専門の人とか既に創作をしている人には関係ないので、作品を読む前に見たとしたら忘れて作品だけを読んでもらえたら嬉しいなとも思うんです。

それも込みで面白いと思ってもらえるなら、それはそれで嬉しいかな。

というわけで!

本作品の中で、あなたの好きな物語に出会えることを祈っています。

楽しんでいただけたら嬉しいです。

作品に関する留意事項

・表紙画像は実物と若干異なる可能性があります(特にタイトル等の文字位置)

・弓月キリの発行小説の表紙はすべてモノクロ(白黒)かつ弓月キリ自身が制作しています。

・発行している小説本やグッズは、すべて自分で製本・制作しています。(全てコンビニプリントやセルフプリントで印刷し、自分で平綴じ製本またはフリーソフト等を使って電子書籍データへの変換をしております)そのため、読んでいて気になりそうな汚れや不揃いの部分、ズレなどはできるだけないように配慮して印刷・製本・制作をしておりますが、本文に影響のない軽微な汚れやズレなどは何卒ご容赦いただけますと幸いです。あまりにもひどい汚れ等がありましたら、お知らせください。

・AI利用内容に関しては、各作品ページの「AI利用」のコンテンツをご確認ください。いずれにしても、AIの利用については、AI間接利用・AI補助的利用の範囲(企画相談・設定の整理補助・あらすじやコピーなどの本文以外での表現提案・本文の一部表現調整)の利用に留めています。

執筆者
弓月キリ

趣味人で創作活動が生きがいな小説書き。
主な創作物はオリジナル小説が中心だけど、素材とシステムがあればノベルゲームも作る。
信条は『「創作したい!」と思ってもらえるくらい作っている方も見ている方も楽しくて無理しない創作をする』

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